図書館システムの更改について

大学図書館では、学術情報の基盤の強化を目指して、2024年度に図書館システムの更改（リプレース）をいたしました。主な変更内容は以下の通りです。

ICタグの導入による貸出・返却などの効率化

館内資料について、ICタグを貼付したことにより、貸出や返却処理の効率化を行いました。

自動貸出機

新規導入の自動貸出機は、従来のバーコード読み取り型の機器とは異なり、1回の読み取りで10冊までの資料を同時読み取りし、貸出処理を行うことが可能です。

自動返却ボックス

一部の返却ボックスには、ICタグリーダが設置され、返却された資料のICタグを読み込むことで、自動で返却処理を行います。仮に、貸出可能冊数上限まで、資料を借りている場合は、自動返却ボックスに資料を返却することで、返却冊数分、追加で資料貸出が可能になります。

予約棚（青山本館のみ）

青山本館に新規に設置された予約棚は、書架にICタグリーダが設置されており、資料が書架に置かれると、資料IDが読み取り、予約者に自動でメールを送信します。

スマートフォンアプリの導入

図書館利用者向けスマートフォンアプリを導入し、利用者各自のスマートフォンにアプリをインストールしていただくことで、蔵書検索や利用状況の確認、貸出期限の延長などをスマートフォンアプリ上から行っていただけます。
また、貸出機能を利用することで、貸出したい本を、館内のその場で貸出することが可能です。

スマートフォンアプリUfinity簡易マニュアル

Webサイトの更新

Webサイトを更新し、既存のサイトから情報を整理し、再構築を行いました。新Webサイトにはログイン機能が設けられており、利用者身分ごとに提示できる内容を変更できます。
また、レファレンス受付（学内者向け）や、指定図書申込（教員向け）、各種オリエンテーションの申し込みなども図書館Webサイトから受け付けます。
その他、入退館システムと連携することで、館内の混雑度をWebサイトのトップページに公開しています。

情報検索システム更改

情報検索効率向上のため、以下のシステムについて更改を行いました。

AURORA-OPAC

本学蔵書検索システムであるAURORA-OPACについて、目的別資料検索タブの整理、追加や、バーチャル書架などの機能追加を行いました。

AURORA-SEARCH（ディスカバリシステム）

蔵書、契約電子リソース等横断検索システムであるAURORA-SEARCH,AURORA e-Resourcesについて、システムの変更（EBSCO Discovery Service）を行いました。新しいディスカバリシステムには、高い検索性ともに、検索語に対する同義語、類義語のマッピングを自動作成するシソーラス・オートマッピング機能や、検索語に対する百科事典などの解説文を表示するWidget機能も備えてあります。