参考になる文献

① 木下是雄『理科系の作文技術』中公新書、1981年.

 文系、理系の両方の学生に役に立つ名著。ロングセラー&ベストセラーで、センター長も副センター長も本書を学生指導で参照している、イチオシの一冊です。
② 石黒圭『論文・レポートの基本』日本実業出版社、2012年.
 第Ⅰ部ではレポート・論文の「構成」に関して、第Ⅱ部では「表現」に関して、マナーやルール、上手く書けるようになるコツが、わかりやすく端的にまとめられています。レポートや論文の書き方全般を広く学びたい、知りたい方の入門書としてお薦めしたい一冊です。 
③ 佐渡島紗織・坂本麻裕子・大野真澄『レポート・論文をさらによくする「書き直し」ガイド』大修館書店、2015年.
 レポートや論文のどこをどのように書き直していくと、より良いレポート、論文になっていくのか。学生の皆さんが躓きがちなポイントに焦点をあて、改善前の例文から改善後の例文に至るまでのプロセスが、わかりやすい解説とともに示されます。幅広い学問分野の例文が取り上げられているため、どの分野の方にも参考書として手に取りやすい一冊です。
④ 中谷安男『大学生のためのアカデミック英文ライティング』大修館書店、2016年.
 アカデミックな文章作法とは何かという点について、文章全体の構成、構文、表現と、順を追ってそのポイントが端的にまとめられています。英文で書くレポートや論文に困ったら、まずお薦めしたい一冊です。
⑤ 市古みどり・上岡真紀子・保坂睦『資料検索入門 -レポート・論文を書くために』慶應義塾大学出版会、2014年.
 レポート・論文を書くためには、どのように本を調べ、読んだら良いのか。レポートや論文を書き進めるプロセスに沿って、それらの方法を丁寧に解説してくれる一冊です。
⑥ 桑田てるみ編『学生のレポート・論文作成トレーニング スキルを学ぶ21のワーク』実教出版、2015年.
 レポートや論文を書く際のポイントについて、見開きページで解説とそれに関連するワークがセットで用意されていて、自学自習が大変しやすいです。参考書として読むだけではなく、実際に自分の頭で考え、手を動かすことを通して、基本スキルを身につけられます。
⑦ リチャードJ.ウィンジェル著、宮澤淳一・小倉眞理訳『音楽の文章術 論文・レポートの執筆から文献表記法まで』春秋社、2014年.
 本書は、音楽や美術など芸術系の学問を専攻する学生、院生にとって類書の追従を許さない必携書です。学術的な論文やレポートで求められる基本的な作法やルールについてはもちろんのこと、twitterをはじめとするSNS上の情報を引用・参照する際の表記法から、動画のURL、電子書籍、図版の書き方まで、知っておきたい最新の情報が掲載されています。
 
⑧ 加藤周一『読書術』岩波書店、2000年.
 本を読むという行為への理解を深めることで、書く力の涵養につながる書です。
 
⑨ 梅棹忠夫『知的生産の技術』岩波書店、1969年.
 この本は実用的でありながらも、豊かな着想があります。読む・書く・考えるといった、知的活動をすすめる上での様々な「技術」に触れることのできる本です。

⑩ J-P・サルトル『文学とは何か』人文書院、1998年. 
 「書く」ということに対する根源的な問いを提示してくれる名著です。